膝の痛み
膝の痛みは40代くらいから出てくる慢性に経過することが多い病気です。
実際以前勤めていた病院では、骨折以外の病気では膝の手術が多い印象でした。
その膝の痛みの原因ですが
ほとんどが変形性膝関節症という加齢による軟骨、半月板などのすり減っている状態で炎症が起こるものが原因と言われています。
そのため当院でも、膝へのヒアルロン酸の治療、炎症が強い場合の少量のステロイドの注射、干渉波治療による炎症の鎮静化、湿布、漢方薬、痛み止めの飲み薬などで治療を行っていますが、その中にはなかなか改善しない方もいらっしゃいます。
そのため当院でも文献・講演会を通じ研究を重ねたところ、腰痛を持っている人に膝の痛みが多いという事実があるため、腰痛の治療ターゲットである仙腸関節の治療も同時に行うことにより症状が軽くなる人を多数経験してきました。
そのため当院では初診時から骨盤にある仙腸関節の状態を確認し、異常があれば
その治療も同時に行っていくことにしています。実際以前に比べ人工膝関節の手術を病院に依頼する症例が、ずいぶん減った印象です。
症例 1 70歳代女性